川島の日常に埋もれているお宝
里山資源
川島の畑と作物を見える化し、次の農地活用へつなぐ|チーム農地調査プロジェクト
記事公開日:
2026年6月19日
何の課題に取り組んでいるか
地域の農地と作物の状況を、次の世代へ引き継げる形にする
川島には、耕地ごとに受け継がれてきた畑や田んぼ、作物、在来種の記憶があります。一方で、高齢化や担い手不足が進むなかで、どの農地で何が育てられているのか、どこに活用可能な農地があるのかが見えにくくなっています。
このプロジェクトでは、川島の農地を調査し、耕地ごとの作付け状況や在来作物の情報を整理することで、農地保全、地産地消、在来種の発掘、地域資源の活用につなげていくことを目指しています。

具体的に何に取り組んでいるか
信州大学と連携し、川島農地Mapとデータベースをつくる
主な取り組みは、信州大学と協働した農地調査です。源上・川上、門前、一ノ瀬、飯沼沢、下飯沼沢、渡戸の6ブロックを対象に、現地調査とデータ作成を行い、川島の農地Mapとデータベースの作成を進めています。
令和7年度は、信州大学農学部の岩崎さんとの打ち合わせを重ね、調査の進め方を整理しました。調査では、各耕地の方に同行いただきながら、畑や田んぼの状態、作付け、地域に残る作物の情報を確認していきます。
また、在来種の発掘については、信州大学農学部の松島先生の協力を得ながら、地域に残る種や作物の聞き取り・調査も進めています。

現時点での成果
調査が始まり、川島の農地の姿が少しずつ見えてきた
令和8年5月には、源上・川上耕地、門前耕地、一ノ瀬耕地で農地調査を実施しました。地域の方々の畑を訪ね、農地調査アプリへの入力も行いながら、川島の農地情報を少しずつ記録しています。
4月には信州大学の松島教授による講演・懇談会も開催され、農地調査だけでなく、在来種や食文化、地域資源の発掘にもつながる場となりました。チーム食文化による料理発表もあり、農地調査が単なるデータ収集ではなく、川島の暮らしの価値を見つめ直す取り組みであることが見えはじめています。
今後に向けた課題
誰に、何を、どう伝えるかを整理する
今後は、飯沼沢・下飯沼沢、渡戸地区などでの調査を進めながら、調査結果をどのような形で見える化するかが課題です。
農地Mapやデータベースは、地域内での農地活用だけでなく、地産地消、食文化、在来種、農業体験など、他のプロジェクトの土台にもなります。そのため、誰に何を伝えるのか、どのような情報発信が必要なのかを整理し、使える情報としてまとめていくことが次の段階です。
まとめ
川島の農地を、未来の地域づくりの土台にする
チーム農地調査プロジェクトは、川島の農地や作物の今を調べ、記録し、次の活用へつなげる取り組みです。
畑や田んぼは、単なる土地ではありません。そこには、耕地ごとの記憶、作物の歴史、人の営みが残されています。その情報を見える化することは、川島の里山を未来へ受け継ぐための大切な土台づくりです。
チーム農地調査プロジェクトメンバー
関係者・協力者
伊藤信一さん、吉田良彦さん、小澤和彦さん、宮下英二さん、飯澤巧さん、荒井政彦さん、根橋三郎さん、岩崎史さん(信州大学)、信州大学学生、樋口和男さん

ライター:
北埜航太
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